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変化と試みの画家
コノキ・ミクオ展 |
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2009.4.4(土)〜2009.5.24(日)
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| 此木三紅大(このきみくお)さんの作品は、なんといっても鑑賞する側をもアーティストにしてしまう魅力がある。子供の頃に味わった創る喜びがよみがえってくるのである。気負いのないシンプルで単純化された作品は、ユーモアがたっぷり込められている。 此木三紅大さんは、苦学して武蔵野美術大学に入り、在学中に手がけた事業で大成功を収め、一時画家になることを忘れかけたが、「金を追う人生はつまらない」と恩師に諭された。人間の作り出すアートよりも、学閥や画壇の封建的な世界は、独創的で多彩な此木にはきわめて不快な日々を強いた。実力を買われ日本各地の施設に壁画や彫刻を制作するが、これも嫉妬に燃える輩に苦しめられた。此木はそんな日本特有の環境に辟易として、自ら立ち上がり制作を続けている。とはいえ、そういった風潮に真っ向から対決するのではなく、移りゆく時代の中で、また自分も様々に変化して行くという人間として当然の姿を無理なく受け入れ制作を続けているのである。 今回の展覧会には、中学生時代の作品から現在の作品まで、絵画、彫刻など140点ほどを展示する。中でも鉄くずから再生した「ガンダ彫刻」はユーモラスでありながらも、私たちに「ものを創る楽しさ」を語りかけてくる。若き日の大作を見れば、此木のアーティストとしての力量がどれほど桁外れのものか、誰にでも理解できるであろう。 発表の場として自ら設立した私立美術館を那須高原と千葉県匝瑳市に持つ。画商にへつらうこともなく、大家と呼ばれる「先生」にこびることもなく、若き作家のよき指導者としても信頼の厚い人柄である。近年は中国において脚光を浴び、すでに瀋陽、上海の美術館には買い上げ収蔵されている。 繰り返すようだが、「忘れかけていた創る喜び」を通じ、見る側もアーティストになれる、そんな展覧会である。 |
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5/9(土) 14時〜 鼎談・コノキミクオのアート 入館料のみ |
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