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再考 川島理一郎 1920年代を中心に 平園賢一
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を受けることが出来ました。2度の災難で膨大な滞欧作を失った川島にとって、この新作画展覧会が事実上の日本デビューとなった本格的な個展(油彩58点、その他29点)で、「一段と自分の信ずるところを決定的にやってみた。この結果は巴里と伊太利風景とを漸くして自分の作として発表できたかと思えた。そしてこれらの作品は、一般の人たちにも認められたようだった」と語っているように、川島自身にとっても価値ある展覧会であったと思われます。この作品は58点の油彩のうちナポリ風景6点の中の1点で、作品の舞台となったポッツオリはナポリ湾の西に位置する古代ローマ最大の商港として栄えた都市です。この1枚の風景画から1920年代の日本を代表するコスモポリタン川島理一郎画伯のさらなる顕彰と、日本洋画史の影の部分に光が当てられんことを期待しています。 |
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