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チェコ、スロバキアの叙情 ミロ・ポグラン絵画世界展
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2008.8.2(土)〜8.31(日)
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会期中のイベント
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8.3(日) 読み語りワークショップ |
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8.17(日)サンデーモーニングコンサート−弦楽アンサンブルで聞く名曲の数々 |
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| 8.23(土)スケッチ大会&アートチャレンジ 参加無料。青空動物園で絵を描こう!、秘密基地大作戦他ワークショップがたくさん。要申込 |
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| 画家ミロ・ポグラン氏は、国内外の数多くの展覧会で自作を発表してきました。 ミロ・ポグラン氏は、チェコ共和国に住むスロバキア人であり、現在ドブリシェ(Dobris)市近郊の歴史的な古い民家に、妻と子供5人の家族とともに暮らしています。この古い民家においては、ミロ氏の芸術家としての仕事と、そして家族7人の生活に欠かせない広いスペースが確保されています。家族との生活と創作活動という二つの世界は、ミロ氏にとってともに不可欠のものであり、双方ともに今日まで良好に継続されています。 ミロ・ポグラン氏は、1964年4月25日、スロバキアの首都ブラティスラヴァ(Bratislava)市で生まれました。子供の頃から絵を描くことが好きでしたが、はじめは画家として生きることについては考えていなかったと、ミロ氏は語っています。 画家への道を歩み始めた経緯は、ブラティスラヴァ芸術学校および、プラハ芸術大学映画学部ドキュメンタリー映画制作科の卒業生であった父親から影響を受けたことに始まると、ミロ氏は言います。少年ミロ氏が、中学校を卒業し高校受験に失敗した時、彼の父親はかねてより彼の絵を描くことの才能を認めていて、その道に進むことを支援してくれました。そして少年ミロ氏は、ブラティスラヴァ産業芸術専門学校の入試の準備に熱中することになりました。 こうして将来の画家ミロ・ポグラン氏は、グラフィック(装丁画、挿絵など幅広い絵画の部門)を専攻することを志望し、1979年よりブラティスラヴァ産業芸術専門学校でガブリエル・ストゥラーブ(Gabriel Strb)先生の指導のもとで勉強することになりました。才能のあふれる画家であり有能な教師でもあるガブリエル・ストゥラーブ先生は、自身の専門であるグラフィックの分野において、彼の学生たちに強い影響を与え続けていました。このストゥラーブ先生の指導のもとで勉強した1年間は、ミロ・ポグラン氏の画家人生にとって大変重要なことでした。 これ以降、ミロ・ポグラン氏はグラフィックスに強い興味を持ち続け、ブラティスラヴァ産業芸術専門学校を卒業した後、プラハ産業芸術大学に進み勉強を続けました。プラハ産業芸術大学ではヤロスラヴ・ヤグル(Jaroslav Jagr)先生の指導による、TV&映画グラフィックのアトリエ(製作教室)を選びました。ヤロスラヴ・ヤグル先生は、学生たちを音楽ホールや動物園等につれて行き、人びとや動物などをモデルにして、その様々な動き(動態)を描き取るように導きました。 若いミロ・ポグラン氏の、1983年から1989年におよんだプラハでの学生生活は、彼の芸術家あるいは人間としての重要な成長の時期だったのです。芸術は彼にとって、自分自身を見つめる重要な視座(基点)となりました。 さらに大学生時代に、キリスト教の教義に触れておおいに影響され、人間の宗教的な存在について考え始めました。この、自分自身を含めた人間の宗教的な存在についての思考が、彼のその後の作品に内面的な意味で大きな影響を与えました。 ミロ・ポグラン氏の作品の中心は、自由な創作画とイラスト(挿絵・装丁画)ですが、その作品の多くは宗教的な関心に向けられています。 2006年に、プラハのサムエル(Samuel)社から出版された子供向けの絵本『どんな気分かな?』の原画はオストラヴァ(Ostrava)市のギャラリー7で展示されました。その他、絵本『お話できる石』は、近年忘れられてしまったユダヤのお墓の碑石からインスピレーションを得ています。 ミロ・ポグラン氏は2005年の春に来日し、静岡県掛川市松尾町にあるギャラリー・アーテカーサで作品を展示(油彩画やグラフィック・デザインなど約60点)し、さらに日本の各所を見聞し、滞在する機会を得ました。この折の展示会は好評で、すばらしい友人を多く得ることができました。また、日本の美しい自然に親しんだ体験は、全く新しい発想をもたらしたとミロ・ポグラン氏は語っています。日本の各所で描いた写生や自ら撮影した写真をもとに、帰国後このすばらしい体験を記録した、日本の思い出の絵やうちわ団扇絵がいくつか生まれました。 ミロ・ポグラン氏の造形には、日本的な形の発想に近いものがあります。ミロ氏は簡潔な形を追求しながら、その内に詳細な(丹念な)表現をすることを重要なポイントにしています。この詳細な表現の一つに、彼の絵に登場する人物や動物の目の描き方に見ることが出来ます。ミロ氏は現在、紙を支持体として作品を描いていますが、今後グラフック・アート(絵画・版画・写真・印刷)の技術を駆使した、アクリルを使った絵の準備もしています。 ミロ・ポグラン氏の作画のモットー(信条)は、形を通して簡潔に物事を表すことであり、そこには詳細な(丹念な)形と鮮やかな色彩があふれています。さらに、もう少し根気よく彼の作品を見詰めてゆくと、表現の詳細さ(丹念さ)には段階があって、いくつもの微妙な手順を経て作品へと結実されています。 作品の言わんとするところの内容も、おおよそ同様のことで、誰もが知悉している現実(リアリティー)から抽き出してきた詳細な表現は、画面の中で格別な目的意思をもったシンボルになっています。 それぞれの作品には、作者であるミロ・ポグラン氏自身は勿論のこと、作品に触れる人々みんなの物語があり、各々が自身に関わる図像として解釈することができますが、そのテーマの総ては人間の宗教的な存在についての問い掛けであります。 |
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